Teach For Japan のフェローの中には複数名の青年海外協力隊経験者がいます。
青年海外協力隊は、日本国政府が行う政府開発援助の一環として実施している海外ボランティア派遣制度です。ボランティアとしての支援分野は農林水産や医療、教育があり、日本の持っている人的資源を軸に途上国や新興国の支援をしています。
JICAのウェブサイトによると、この活動を通して
- 開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
- 友好親善・相互理解の深化
- 国際的視野の涵養とボランティア経験の社会還元
を目指しているとのことです。
お金の支援のみならず、人的支援を通して支援を展開していくことはとても大切なことだと思います。
お金の支援は持続性がなくとも、人的支援を通して持っている知恵や経験を伝えていき、現地の人のキャパシティビルディングをしていくことはとても持続性を生み出しますね。
今までお会いしている帰国隊員は
- 教育に対する問題意識を持っている
- 海外の経験を通して日本の教育課題に気づいている
- 自分の経験を日本に還元したいと思っている
- 修羅場を乗り越えていた経験を持っている
- 現地での活動を通して課題解決能力、リーダーシップを身に付けている
と感じます。
日本の教育現場で多様な経験をしてきている人材や広い世界観を子ども達に伝えられる人材も求められていることを考えると、こういった人材が日本の教育現場で活躍することのインパクトはとても大きいと思いますし、実際に今年からフェローとして現場に入った長村フェローも協力隊の経験を子ども達につたえるのみならず、生きた英語を子ども達に伝え、そして海外の子ども達と担当している子ども達をつなげる活動も行っており、現場にも評価して頂いています。
帰国隊員向けに説明会を開催できることはTeach For Japan にとってとてもうれしいことですし、これから多くの帰国隊員にプログラムに参加して頂けるように頑張りたいと思います。
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