先日、登壇させて頂きましたICCのイベントでのセッションが公開されていますので、興味がある方は是非!
ia16-s5-12
境遇による教育機会の格差をなくしたい(Teach For Japan松田)【A16-5 #4】
教育現場を通じてリーダーシップが育つ「Teach For America」の仕組み【A16-5 #5】

ちょっとした蛇足ですが、私はこの取り組みがとてもすごいと思っていて、これからICCからどういった取り組みが生まれるのかをとても楽しみにしています。

こんなことを行ったら元も子もないと思うかもしれませんが、私は、一つのNPOで解決できる社会課題はとても限られていると思っています。NPOは社会課題の最前線で課題と向き合い、課題の真因であったり、打ち手についての思考は働くと思っていますが、そこから打ち手をスケールさせ根本的な解決に向かうためには、様々な連携が必要です。それこそアカデミアとの連携かもしれないし、ビジネスとの連携かもしれない。

アカデミアとのコラボレーションによって打ち手にイノベーションんが生まれるかもしれませんし、どれくらい課題が解決されているのかを研究を通して可視化できるかもしれません。ビジネスも同様ですね。打ち手の精度を上げて行ったり、事業をスケールするためにヒト・モノ・カネの社会的投資かもしれません。

こういったネットワークをうまく構築し、生かし切るNPOはこれからも成長していくと思います。ただ、これまではなかなか純度の高いネットワークやコミュニティがなかったようにも感じます。同質、同類の人たちで集まり、知恵を出し合うことはあったかもしれないけど、異質・医業界の人たちが集まり、知恵を出し合ったり、議論を交わすといったことはほとんどなされていないように感じます。ICCに参加してみて、ICCは純度が高い、とても刺激的な場だと感じました。ビジネスやアカデミアのフロントランナーが集い、知恵を出し合い、時にはアクションにまでつなげる圧倒的エネルギーがありました。

この場の圧倒的熱量は、とりあえず名だたる起業家を集めるだけでは成立しません。ICCの大きな差別化要因は代表の小林さんの熱量とコミットメントでしょうね。小林さんでないと、おそらくこのICCは実現しなかったと思いますし、実現したとしても継続しなかったでしょう。他のイベントやフォーラムは真似できないでしょうね。

残念なことにまだまだNPOからの参加者は少ないです。これから多くの非営利セクターのリーダーもここに集っていくこと願っています。