みなさん、お久しぶりです。様々なイベントや授業の課題や予習でなかなか時間が確保できず、ブログを更新していなくてすみません。本当に刺激的な毎日を過ごしており、この学びの消化不良に対するストレスが日に日に高まってしまっている状態です。アウトプットを出し続けることが大切だとわかっているのですが、それ以上に予習が追いつかないジレンマに陥っています。

ただ、一つ気がついたことがありまして・・
情報を全て整理してから発信しようと思うからなかなか時間がかかってしまったりするのであって、殴り書きであればそんなにtime consuming ではないので、予習メモをまとめる感覚で書こうと思います。なので、本稿の整理されていない感じや誤字脱字についてはお許しください。


今日のフィランソロピー戦略の授業はImpact Investment について学ぶ予定です。
そもそもImpact Investment って何なの?という方もいるかと思いますので、今日の授業の事前readingの内容を少しまとめてみました。

◉ Impact Investment(インパクト投資) について
わかりやすく3秒で説明するなら、「社会的な課題の解決に寄与することを目的とした投資」ですね。
Global Impact Investment Network のサイトからはこのように説明があります。



Investments made into companies, organizations, and funds with the intention to generate social and environmental impact alongside a financial return.


寄付と違うところは、経済的な利益やリターンを求めている点ではないでしょうか。また、インパクト投資の場合は非営利組織への投資のみならず、営利企業や財団・基金、そして国・国際機関の債券への投資も含まれますし、途上国の社会課題のみならず先進国にも投資が行われます。

インパクト投資の普及によって、これまであまり注目されなかった(もしくは優先順位が低いとみられていた)地球規模の社会課題に注目が集まるようになっています。それこそ再生可能エネルギーや持続可能な農業、ヘルスケアや教育もそうですが、これまであまり注目されない課題に投資が集まるようになり、注目がより集まるようになっていることはとても素晴らしいことですよね。

インパクト投資にはポイントがいくつかあって:
  1. 投資が社会課題の解決を意図していること
    投資したら”たまたま”社会的に意義があったのではだめで、「どういう課題を解決していきたいのか(Theory of Problem)」「どのように解決していくのか(Theory of Change)」「何を持ってインパクトとするのか・インパクトの創出ロジック(Logic Model)」が考えられ、社会課題の解決(インパクト)が意図されていることが大切です。

  2. 金銭的なリターンが期待されていること
    上記でも述べたように、「寄付」と違い「投資」なので、リターンが期待されています。金銭的なリターンが期待されるのが一般的です。このリターンには様々な利率が設定されるが、市場平均を下回ることもあります。

  3. 効果測定やインパクト評価がとても重要
    1. で述べたように、インパクト投資は社会課題の解決を意図とした投資なわけで、しっかりと評価や効果測定の仕組みが構築されていないと、そもそも「投資の意図」を果たせたのかどうかわかりません。なので、インパクト投資を推進するということは評価や資金使途の透明性、説明責任がとても大切になります。

インパクト投資をする人のモチベーションについて
  • 民間の金融機関、ファンドマネージャ、年金基金など:
    顧客に新しい投資機会を提供することができるのは大きなメリットでしょう。リターンは市場平均より低いかもしれないが、社会的インパクトを創出している点を評価する投資家を巻き込むことができるわけです。

  • 政府系の金融機関など:
    公的な資金を社会課題の解決に投資することで、政府の政策に沿った社会課題の解決に取り組むことができるのみならず、民間に有効な投資対象であることを証明することで、課題解決を促進させることができますね。
2016年現在、世界的に約8兆円もの資産がインパクト投資の文脈で投資されているとのことです。まだ新しいコンセプトで正確な数字が把握できているわけでもないですし、これからどんどん市場の拡大が期待される市場だということで多くの大手金融機関がリサーチを始めていたりファンドマネージャの教育が進められていたりします。

社会問題の解決には資金が必要だが世界的に各国の財政事情は厳しくなってきている今、公的援助資金には限界があるわけですよね。インパクト投資が、今後、社会課題解決の大きな役割を果たしていくことを期待したいですね。

以上、ハロウィンに教授までもが仮装するキャンパスからでした。
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